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ニュービデの話

 

【案外知られていない話】“文明国からの伝承品”:  

    文明の利器というものはいつの時代でも高度の文明を持った国や地域からより  低い文明国の人々へと流れ出てゆきます。

        現在温水洗浄便座が最も普及しているのは日本です。そして温水洗浄便座の製造も殆ど日本の一流企業によって行われています。 この温水洗浄便座は水を扱う器具ですが、それ以上に電気器具なのです。 機械部分の殆どは電気製品として機能しているものなので、米国に輸入する場合、 水道器具検査(IAPMO)は受けなくても  良いのですが、 電気器具検査(UL)は合格しないといけないのです。 電気器具ですから松下電工社はその道のベテランです。 松下電工製の温水洗浄便座が他社のものより優れているのはそういう理由に因るのです。 従って故障は少ない(実質的には無いに等しい)、取り付けが容易、扱いが簡単、より多くのタイプの便器に取り付け可能―――とその優秀さにおいては他社製品の追従を許さないでいます。

        現在日本人にとってだけ必需品となったこの温水洗浄便座、実は米国生まれであることを知っている人は少ないでしょう。 トランジスターが 米国生まれで、日本でトランジスターラジオとして製造され普及したのと似た発展経路にあるようで、 この温水洗浄便座も日本で本格製造されて故国アメリカでも普及することになるのでしょう。   

   そして日・米という現代の文明国からさらに他の国々へと普及して行くことまでは確かでしょうが、その先何十年の後或いは百年の後に地球上のどの地点まで普及することになるか、そういった便利さと環境問題、人口問題がどのように展開されてゆくか興味津津という所ですがその時のの姿を見ることが出来たらさぞかし面白いでしょう。

 

      【ニュービデの呼称について】

   ニュービデはその名の通り我々人類にとって新しいコンセプトなので、その名称そのものも一定したものがありません。 メーカー各社はそれぞれ ウォシュレット、シャワレット、クリーンシャワレ、クリーンレット等と呼んでいますが、今の所 温水洗浄便座という言い方が各社共通のようです。 各メーカーとも他社のブランド名を使いたくないので、かと言って自分のとこだけのブランド名では通じにくい場合も多いので、渋々温水洗浄便座とも呼んでいるのがかえって共通している原因のようです。

 

   ところで当地英語圏では “ニュービデ” という言い方の方が簡単で呼び易く、各販社共通の呼び方のようです。 “温水洗浄便座” と違ってそれはそのまま英語でも “New Bidet” と使えます。

 

   英語では Personal Hygiene System とも言われますが、それだけではこの新しい概念をうまく説明していないので、Electronic Toilet Seat with Bidet(略して Electronic Toilet Seat 又は Electronic Bidet ) などと説明調にしなければ話しが通じないことが多いのが現状です。 でも “New Bidet” という言い方も増えてきているので、  いずれこの概念が普及してくれば説明調はなくなって “New Bidet” あたりに落ち着いてくるように見えます。